春休みになりお子さんのメガネについての問い合わせが増えてきました。
ご心配されるのは「メガネを掛けると近視は進行するのか?」
今日はこどもメガネについて私の考えをお話ししますね。
学校で行われている視力検査は5m先のランドルト環指標(C)の切れ目がどこを向いているか答え遠方の視力を調べます。
ですが、検査結果に一喜一憂するのは問題の本質と少しずれています。
原始時代なら遠くの危険な猛獣が見えなくてはいけませんが(笑)現在は本やスマホ、PCなど近くを見る機会が多くなっていますね。
裸眼で遠くが良く見える目は近くを見るには強い水晶体の調節力を必要とします。
実は検査結果の良かったお子さんの方が本を読むとき、強いストレスを感じているのです。
さて、では近視進行を少なくするにはどうすれば良いのでしょう?
メガネ店によっては遠方が良く見えるメガネが最高だと考えて視力を1.0~1.5まで矯正するお店もありますが、当店の方針は異なります。
遠くが良く見えるメガネは近くを見るには逆に疲れやすいと理解し、近視矯正する場合には0.8程度までで抑えること。
(野球などスポーツにも全く問題ありません。見えすぎは返って能力が低下します。)
近くを見続ける場合、水晶体の調節力と外眼筋の輻輳(寄り目)力を助ける仕組みを入れた勉強メガネ(デスクワークメガネ)を使います。
メガネを使用し始める小学校低学年は重要な時期です。目がどう変化していくのかはメガネとその使用方法で決まる!といって過言ではありません。
調節機能、両眼視機能を考慮したアドバイスをさせていただきます。
写真はSWISSFLEX 世界35カ国で販売されているジュニアメガネです。