お子さん(13歳女子)が図形が正しく描けないとお母様からご相談をお受けしました。
目が原因ではないかと眼科さんを受診されたそうです。
目には問題なく、メガネを掛けるほどでないのでは?とのこと。
オートレフでのデータは
右 S+2.00 C-1.75 Ax1
ケラトC-3.00 deg176
左 S+2.75 C-1.25 Ax3
ケラトC-2.75 deg 6
遠方眼位0 近方40cm-3
裸眼視力 0.5~0.8(変化あり)
近方輻輳力 測定不能
遠視と強い角膜乱視があり視力も変化します。
見本の図形を裸眼で描いてもらいました。
左右対称のひし形の大きさが違っていますが、そのように見えるとのこと。
直線もゆがんで見えるそうです。
図形が正しく認識できないので算数の図形問題が苦手だったようです。
両眼視機能測定では判らなかった外斜位が調節緊張を緩めることで次第に現れ、遠視の度数もオートレフ値より強くなりました。
プリズムメガネで矯正して描いてもらうと、左右が同じ大きさに見え、線も真っ直ぐ見えるようになりました。
近くを見るときに使用する学習用メガネ、学校で使う普段使いのメガネをお作りすることになりました。
来店当初はLD(学習障害)なのでは?と心配されていましたが、メガネで改善したことで一安心されました。