棒ルーペも必要なし

前回ブログの続きです。

 

棒ルーペをご存知ですか?

 

文字を大きく拡大する機能と行間を認識し易くする機能を併せ持ったルーペのことです。

 

読みたい箇所の上に置き、移動させながら文字や数字を確認します。

 

文字の読み飛ばしや活字、行間の認識が苦手な方のために用いられます。

両手が使えないこと、見える範囲が一部なのでテストで読み返したいときなどには不便です。

 

先日、県の福祉担当職員さんとお話しする機会があったので生徒の学習支援の取り組みについてアドバイスをいただきました。

 

棒ルーペを使用し学習している生徒さんは少なくないそうで、入試など試験会場に持ち込む場合にも申請が必要なようです。

 

完成したプリズムメガネをお渡ししました。

 

学校生活でのバランスを考慮した普段用メガネ、家庭学習用に近方視の負担を考慮した勉強メガネの2本使い分けをおすすめしました。

 

両眼の向きも矯正され、3年間使用していた棒ルーペを使わなくても文字を追えるようになりました。

跳躍性眼球運動のチェック。

 

ランダムに配置された数字を順にタッチします。

 

裸眼時と比べ、素早く数字を追えるようになりました。