NHKの対談番組SWITCHインタビュー達人達
2021年9月4日「川井郁子×大平貴之」
バイオリニスト川井郁子さんのエピソードが印象に残りました。
(上達していく過程で苦しいと思ったことはなかったですか?)
この壁が私にとっては辛かったんですけど・・・
舞台恐怖症になっちゃったんですよ・・・
中学の終わりから高校生にかけて・・・
舞台で弾くことが怖くてたまらなくて・・・
(どういう風に克服されたんですか?)
あるとき気づいたんですよね・・・・目線。
目線は意識と繋がっているわけですよ。
ずっと自分の動いている手だったり弓だったりに行くとどんどん弾いているという作業に意識が行くんですね。
だから緊張から離れられないんですけど・・・
自分が弾いている側じゃなくて・・・・
その音に包まれているひと・・・
という意識になれるのが、音の飛んでゆく方に視線をちょっとやった時に抜けられたんですよ。
音の側に自分がいるんですよ・・・弾く側じゃなくて。
これは目と意識のつながりに気づいて今までの見方を変えることで恐怖症を克服された川井郁子さんのエピソードです。
その裏返しは今は正常であっても、見方が何かのきっかけで悪い方へ変わってしまうと徐々に緊張状態へ・・・
私も視覚機能を学ぶにつれ、現実と意識を切り替えるスイッチが目にあると思えるようになり、視力のみで調整されるメガネではスイッチの切り替えが上手くいかなくなる人がいることを知りました。
もし不調を訴えてもメガネ矯正度数に問題はないという判断をされ、病院や眼鏡店をいくつも廻ることになります。
こんな視力以外の問題を見つけてもらえない方を「メガネ難民」と呼ぶそうです。
当店も相談できる受け皿のひとつになれればと思います。
写真はピアノの譜面に度数調整したメガネ
シークレットレメディ S-025 Elaine