ためしてガッテン!最終回

ためしてガッテン!終わってしまうそうです。

今までも目をテーマにした内容が数多く、視聴者の健康に貢献する番組でした。

 

最終回のテーマは しつこい目のぼやけ 気づいて!本当の原因解明SP

新しい目の病気「サギングアイ症候群」というもので眼科医の中でも1年ほど前に周知されたばかりだそうです。

 

放送内容を抜粋すると

サギングアイ症候群とは、ぼやけはぼやけでも「ものが2重に見える」という特徴をもつ、新しい目の病気。

 

患者さんたちへの聞き取り調査によると、運転中、前を走る1台の車が「2台」に見えたり、車道のセンターラインが「2本」に見えたりするため、日常生活に支障をきたすこともある。

 

サギングアイ症候群は「斜視」の一種ですが、特に初期段階では外見に目立った変化がないため、見つけづらいのが特徴。

 

番組内で取材を受けていた女性もこの症状で、始めは何度メガネを作っても合わないとあきらめのご様子でした。

番組後半でフレネル膜プリズムをメガネに貼り、1つに見えるようになりましたね。

 

この事例のように一般的な視力検査では両目の視線が一致しているかとうか把握できないため両眼視機能測定が必要になります。

当店でもサギングアイ症候群かは定かではありませんが、同じような症状で悩まれている方からのご相談をいただきます。

 

眼科を受診していただき視機能障害など病的な原因を伴わない場合のみメガネで補正します。

 

私たちが行う両眼視機能測定はもののダブり(いわゆる複視)の矯正に有効で、番組でも紹介されていたようにプリズムを利用し度数を調整します。

 

番組内での事例は輻輳過多の内斜視が多かったと思われますが、当店では輻輳不全による近方複視になる例も多く見られます。

 

複視によるぼやけでお悩みなら両眼視機能測定を行っているお近くの眼科さんかメガネ店に相談されることをおすすめします。