メガネに携わる技術者に国家検定資格が与えられることになりました。
私の受験したこの一年弱を振り返ります。
業界内の認定資格が終了し、国家検定資格になると聞き2月に受験を申し込みました。
新たな資格の1級眼鏡作製技能士はメガネ店に5年以上の実務経験があれば受験可能です。
一冊4,000円するぶ厚い眼鏡学教本というテキストを取り寄せてみたものの、あまりの普段仕事では使わない内容に戸惑いました。
4月の学科試験にパスすると7月8月に行われる実技試験に進みそれに合格すると晴れて国家検定資格がいただけます。
内心、合格率6割程度の難易度だろうと高を括っていましたが問題を開いてビックリ⁉
2秒でわかる問題もあれば、なんじゃそれ⁉って物もあり時間ばかりが経過していきました。
50代になって久しぶりに脳みその毛穴から汗が噴き出すような経験をしました。
そんな学科試験の結果は受験者541人に対し合格者74名。(とりあえず合格)
そして夏の暑いさ中、岡山会場にて実技試験となりました。
実技試験は視力の測定、レンズ加工、フィッティングの3科目
視力の測定では、いつもはトプコン製手動式フォロプターを使っているので掛け枠のみの測定に戸惑う。
レンズ加工では手摺り機の砥石の感覚の違いと使い慣れない投影式レンズメーターに戸惑う。
フィッテイングではマネキンが新しく摩擦が強すぎて戸惑う。
何といっても実技試験には様々な地雷が仕掛けてあり、それを1つでも踏むと実技不合格となります。
そして昨日は第一回1級、2級眼鏡作製技能士試験合格発表がありました。
奇跡的に合格⁉
1級学科実技試験からの合格率は4.8%でした。