視覚機能の分析

相談に来店された30代前半女性はコンタクトが合わずメガネを使用。

 

使用メガネの遠見視力は0.4程度で右S-6.50、左S-9.00と度数差が大きいのも特徴。

 

見えなくなったからレンズで視力矯正すればOKという単純な考えは、デコボコの地盤の表面だけを見栄え良く整地しているようなもの。

 

原因を解決しなければまたしばらくするとデコボコになってしまいます。

 

「現在の視力は過去の両目の使い方に由来する」という考えで視覚機能を解析していくと解決のヒントが見えてきます。

今回のケースでは両目を揃えようと集中する意識が強く遠見、近見ともに内斜。

 

ところがS+1.00付加すると近見は外斜となり本人の感想も少し楽な感じに。

 

集中しているときの眼位とリラックスしているときの眼位を使い分けているとも予測できます。

 

運転はされないので、室内生活で困らずスマホを見ても目の負担が軽い視力0.7程度に度数調整を行いました。